《本音で勝負、バリインタコンvs東京インタコン Vol.2》
Vol.45
2002/05/31
ケレンミの塊バリ島のホテル。
リッツカールトン・バリのロビーからインド洋を見下ろす景色は息をのむほど絶品だ
しフォーシーズンズ・アット・サヤンのカフェに漂う空気はインパクト大。ましてや
アマンキラのカフェなんて意味もなく「ゴメンナサイ」と謝ってしまうほどのハイソ
(こんな陳腐な言葉で書きたくはないが・・)感。
日本のリゾートホテルしか知らない人が行ったら度肝を抜かすほどのレベルの違いを
感じるのは確実だ。もちろん度肝を抜かすほどのトラブルに巻き込まれるのもバリの
ホテルなのだけど、今日は趣旨が違うので書かない。
さて、そんな素敵なバリのホテルで中堅どころのバリインタコンは、オレが東京で泊
まった東京インタコンとは同系列。
今回はインタコン同士でその違いを徹底検証〜!
でさ、この2つのホテルのどこが違うって言ったら全部違う。
駅前のビジネスホテルチェーン、「一泊朝食付3890円!」とかは全国どこに泊
まっても似たようなもん。
でもインタコンのバリと東京は似ている部分を探すのが難しいほど違う。
では少しづつ検証してみよう。
まずロビー。
前回に書いたように東京インタコンのロビーは天井が低い。
吊り天井で押しつぶされるんじゃないかと心配になるぐらい(ならんよ)低い。
清潔感とか調度品とか統一感とかは良い感じなのだけど、なんか広々していない。
で、バリインタコンはどうかといえばビックリするぐらい天井が高い。
もう掃除をどうするのかコッチが心配になるくらい高い。
ヒルトンやメリアも高いけど、インタコンも負けないぐらい高い。
ホテルに入って最初に目にするのはロビーじゃん。そのロビーの天井が圧倒されるほ
ど高くって、左右は吹き抜けになってるからスッゴイ広々で伸びやか。
そして独特の薄暗いライティングで異国情緒いっぱい、リゾート感いっぱいだ。
野球で言えば1回表で打者一巡の7得点が入るみたいなもんで、最初にガツンとイン
パクトがあるとあとはもうそっちの流れになってしまう。
インタコンもそう。
まずロビーでガツンとハートを掴まれるともうメロメロ。
実際はインタコンの客室はそんなにリゾートっぽくなくて、庭もたいしたことはない
んだけどロビーだけでリゾート気分満喫。もう合格だ!
客室についてはどうか?
さっきも書いたように、じつは客室はリゾートっぽくはない。
でも満足できるレベルの清潔感があるのはバリも東京もインタコン共通の特徴か。
それにしても部屋は薄暗い。
廊下も薄暗いしロビーも薄暗い。
日本食レストランの「コウ」も薄暗い。
でもその薄暗い感が良い味出してる。
なんか日常じゃないぞ〜!って気にさせてくれるのがバリインタコン。
夜が明ければジンバランのアクセスの良さに気付くはず。(観光ガイドのような言い
回しだ)
クタに行くにもヌサドゥアに行くにも近く、ウブドに行くにもバイパスが近い絶好の
立地。
夜はもちろんジンバランビーチでイカンバカール(魚のバーベキュー)を満喫。
流しのバンドがお好みの歌を演奏してくれるのがナイスだ!
でも最近はほっとくと適当な歌を勝手に歌いだすから要注意。バリまで来て「さざん
かの宿」は聞きたくないだろ。
さて、バリインタコンとインタコン東京。
同系列とは思えない、全然タイプが違うホテルなのでどっちがどうと言うわけではな
い。
都会で少しリッチな時間を過ごすならインタコン東京だし、リゾート地で特別な気分
を味わうならばバリインタコンが良い。
やはり適材適所、棲み分けがうまいってことか。
でも強いて、どちらに泊まるかと訊かれればインタコン東京か?
まだまだ味わい足りていない都会のホテル。
そっちに気持ちが動いてるの、オレ。
→次回へ
→前回へ
→航海日誌INDEX
|