≪古物商免許編2≫
Vol.4
2001/03/08
前回、古物商免許について書きました。
警察署の窓口で簡単に手続きが終 わるように書いたけど本当は一日じゃ終わらない。
今回は一週間前に書類をそろえた時の経験を書いてみます。
古物商の免許を取るには「古物営業許可申請に必要な書類」8枚が必要。
もちろん自分で書く書類が多いけど、借家の場合だと大家さんに古物商の営業所として使う許可を 書いてもらわないといけないし、市役所で住民票の写しと市町村長の身分証明書も貰わ
ないといけない。
それと法務局に行って「成年被後見人・被保佐人に該当しない旨の証明書」を貰ってこないといけないらしい。
どんな書類かさっぱりわからないがとにかく法務局行けば教えてくれるんだろう。たしか法務局は裁判所の隣にあったよな。
自転車をこいで行ってみると、オッあったあった法務局。
なんだ駐輪場ガラガラだな。 古物商に免許なんてあんまし取る人いないんだろうね。
おや?玄関に人が立ってるぞ、ありゃドアマンか?
最近は役所も民間とのサービスの 差を言われてるからな。
それにしてもヌサドゥアのホテルじゃあるまいしサービス良過ぎない?
チップいるの か? などと考えながら玄関に入ろうとするとドアマンが近づいてきた。
「あの、失礼ですがどのようなご用でしょうか?」
ん?ねずみ色のスーツに銀縁めがねクンとはドアマンに似つかわしくない格好だな。
どのようなご用って、まあ中に入ってレセプション(だからちがうって)でゆっくりと ・・・っと中をうかがうと事務所の人がみんなこっち見てるじゃないか、それも明ら
かに歓迎してない雰囲気がビンビン伝わってくる。
「あの〜、成年被後見人・被保佐人に該当しない旨の証明書が欲しいんですけど・・ ・」
ちょっと弱気になりながらドアマンに訊ねると
「うちは法務省です、その申請で したら裏の法務局にお願いします」
ぴしゃりと言われてしまいました。
なるほど道に出て確認したら裏に建物がある、そっちはスゴイ人の数だ。
う〜〜む完全に勘違いしていたらしい。
後で聞いたところによると法務省は公安調査庁、つまり公の安全を脅かすような団体 を取り締まってる所が入っている役所なわけですね。
法務省の職員にしたら過激派かオームが玄関に強行突入してきたのかと思ったのか・ ・・
そりゃ歓迎しないわな。
ばつが悪い思いをしながら、応対してくださった法務省職員の方(ドアマンにあらず) にお礼を述べて、いよいよ法務局を目指したのです。(続く)
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