≪ハイテク貧乏、漂流貿易 ≫

Vol.22 2001/08/03

いわ〜、ニッポン。

あのさ〜、オレ子供の頃ってこんなに暑かった?
確か子供の頃の夏っていえば夕方には夕立ってのがあったような気がするんだけど最近あんまし夕立もないような・・・・
そのかわりに時々スコールがきて、確か何日か前にも横浜でスコール(みたいな雨)で被害が出たような・・・ってそれって熱帯雨林気候じゃん。
地球ってホントに温暖化してるような気もするな、最近。

でも暑けりゃ暑いほどアジア雑貨としては好都合。
アタってなんだか涼しげだし、なんか夏向きって商材だよね。
あと岡山の果物も「白桃」といい「マスカット」といい夏向き。
扱ってる商品が夏物ばっかりですっかり季節労働者の店主阿部、今から冬が来るのが怖いです。
やはり東京に行ってトンネル作る土木作業員かなんかするんでしょうか?
「夏は地元で漁業をしている阿部さんですが、船を出せない冬は家族を置いて東京で土木作業の出稼ぎをしています」
「新日本紀行」っていうか「NHK・アーカイブス」っていうか、なんか寂し〜くなっちゃうな。

しゅ〜〜〜ん・・・いかんいかん気を取り直して楽しい話題だ。

当店の頭脳、コンピューター様が新しくなりました! イエ〜〜イ!
「漂流貿易」のHPはマクロメディア社のHP作成ソフトで作ってるんだけど、どうも最近IBMの「i−1200」では役不足でよくフリーズしちゃう。
それに毎日殺到するお客様の注文メールにコンピュータが対応しきれていないのも問題だ。(ウソです。)
まぁボチボチ売れてもきてるから、ここらで一発ド〜〜ンとデスクトップに買い換えちゃろかい!

と思って相談にのってもらったのは「漂流貿易」のハイテク駆け込み寺、「ネットデータ」の代表取締役、尊師松岡さんのところだ。
(松岡氏は最近髪が長〜くなって髭も生やし、GUCCIに身を包んでるその姿は、Youji Yamamotoと言えなくもないが・・・)

店「松岡さ〜〜ん。そろそろパソコン買い換えようかと思ってるんだけどさ。 どんなの選んだらいいの?」
松「阿部さんところの使い方だったら簡単にフリーズしないことが大事ですよね。」
店「仰せのとおり」
松「それなら今はズバリ、「ウィンドウズ2000」がオススメです。 安定性がズバ抜けててその上操作は「ウィンドーズME」とほとんど同じ。仕事で使うならこれしかありません。」
店「う〜〜〜む「ウィンドウズ2000」かぁ・・ けっこうハイスペック機にしか乗っていないような気がするなぁ。」
松「仕事に使うんならパソコンけちっちゃだめですよ。 それからこれからはメモリーは最低でも256は必要ですね。」
人の財布だと思って簡単に言うわいのぉ。

とはいえ尊師のお言葉も一理ある、とりあえずヤマダ電機でパソコンチェックだ。
やっぱさぁ、高い買い物だし、どうせ買うならオシャレなのがいいよね。
そうなってくると外せないのはやっぱりSONYのVAIOか?
月並みだよな、ありふれてるよな、でもカッコい〜んだもん実際。
売り場もVAIOコーナーはお客がいっぱい、となりの日立のコーナーはガラガラ。
PRIUSも悪くはないんだろうけどネームブランド的にはやっぱりVAIOか?

ん?
コッチのVAIOコーナーはお客が少ないぞ、しかも安いし買い得モデルかな?
え〜〜と、機種の名前は・・「FMV−DESKPOWER CE7/85F」って富士通じゃねえか! いくらVAIOが売れてるからって、どっから見てもVAIOのパクリってのを作るのはどうなんだ?富士通。
『VAIOに良く似たオシャレなパソコンです。』 じゃあ今の賢い消費者は納得せんと思うが・・・

それはともかく、もうこうなったらモノホンのVAIOしか見えない。
実際カッコイイし。 もう思い込んじゃってるから神々しいほどVAIOがカッコよく見えてしまう。
安さでいけば「PCVJ20」、12万円くらいで買える・・のは良いが、なんかフロッピーディスクのあたりを見てみると安物のボディーに高級そうな外装をガボってかぶせてる感じだ。
「ぱっとさいでりあ〜〜」な感じがしてスゲー安っぽい、実際安いし。
それに尊師オススメのウィンドウズ2000ももちろん入ってない。
だいいちウィンドウズ2000が入ってる機種からチェックしたほうが良いんじゃないのか?
そうなると「LXシリーズ」の型落ちモデルと「RXシリーズ」の上位2機種がウィンドウズ2000搭載モデルだ。
どうせデスクトップ買うんなら省スペース性なんか考えないでド〜〜ンと大きいのいってみよう。
と、なるとやはり「RXシリーズ」が一番ではなかろうか。
VAIOのハイエンド機ってやつだ。
お値段は、どれどれ〜〜〜〜。
「RX72、19インチ(!)CRTモニターモデル。42万円」!

たまげるよな、42万だよ42万。
でもCPUは憧れの「ペンティアム4  1.7ギガ」、現在のところほとんど最高のスペックだよな。買うか?ハイエンド機。
でも待てよ、もうひとつ下に「RX62」ってのがあるぞ。
CPUは1.5ギガのペン4、問題ナシじゃん。
モニターが17インチのCRTになるけど17インチでも十分でかい。
お値段も29万円とリーズナブル(では決してないが)だ。
見た目はもちろん「RX72」とほとんどいっしょ、カッコよさも文句なしだ!
決めた。コッチください。
メモリーを256増設してもらって、お値段30万5千円。 ・・・・・・・いや考えまい、値段のことは考えまい。
即日お持ち帰りでド、ド〜〜ンと到着しましたVAIO君。
これで当分の間はパソコンのストレスなしだ。

ちなみに店主阿部が使ってるパソコンは「VAIO 766/BP」、やっぱりソニーでCPUはペンティアム1(!)の233メガヘルツ。
そして妻がペンティアム4の1.5ギガ。 なんとも「漂流貿易」の力関係を象徴しているようなパソコン事情じゃないか。
尊師松岡からも「いいの買ったじゃないですか。あと2年は持ちますよ。」 のありがたいお言葉。
パソコンもスタッフも充実で店主阿部、次なる一手を思案中です。

(店長 ケンゾウ)


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