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 《オークション自己中心派 Vol.1》

Vol.38 2002/01/23

そう言えば、初めて一眼レフカメラを撮影に使ったのが去年の今ごろ。
もう一年経ったのね。
その後買ったマニュアルフォーカス一眼レフカメラ「ニコン F−3」はスゲー活躍、
もう漂流貿易にはなくてはならん大切なスタッフの一人になってます。
その「F−3」、商品以外にも人物撮ってもいい感じに写ることが最近判明。

これねぇ、おもしろいですわ。
なんて言うんだろ、日常の生き生きした表情が切り取れるのがなんとも言えず良いのよ。
でもね、男はダメ。
撮っても撮っても表情は同じ、硬いまま。
いくら1本100円の安フィルム使ってるとは言えフィルムの無駄、表情が変わらない。
でも女の子は撮ってて楽しいのよ。
どの女の子も同じ、最初はスゲーしり込みしてても徐々にその気に。
何と言うのか、こう「ハッ」とする表情をするようになるのよ(なぜかオカマ言葉)。

下の写真、左が漂流貿易の商品をディスプレイしてくださっている
雑貨カフェ「GA YA GAYA」のオーナー井野川さん。
そして右が「GAYA GAYA」に遊びに来ていた池上さん
(ご結婚おめでとうご ざいます!)
どちらも最初は表情硬かったけど、最後の方はこんな感じでいい感じ。

でもここで、カメラマン阿部は、そして物欲大王阿部はハタと思った。
「もうちょっとアクセサリーが揃ったらもっと素敵な写真が取れるんじゃないのか?
具体的に言えばモータードライブとウエストレベルファインダー。」

写真を撮るには1枚1枚指で巻き取らないといけない (基本設計が)クラッシックカメラ「F−3」。
表情を連続して撮るにはモータードライブが何としても必要じゃないのか?
(「ソー ダ ソーダ!」←物欲神経の声)
真っ正面から撮ると、女の子はどうしても緊張してしまって表情がカタ〜い。
それならばカメラの上から覗き込みながら写真が撮れる
ウエストレベルファインダー は絶対必要だろう。
(「ソーダ そのと〜りだ〜!」←物欲神経の声)

決〜めた!モータドライブとウエストレベルファインダーを買おう。
そうと決まればいつものカメラのキタムラに直行だ。

前回「F−3」のボディーを買った時の店員さんは・・・・
あ、いたいた。
「すいませ〜ん、ちょっとお尋ねしたいんですけど〜」
声をかけると店員さん、オレのことを覚えてくれてた。
「あ、F−3買われた阿部さんですね〜。今日はどうしたんですか?」
そこまでわかってくれてたら話が早い。
「2点ほどアクセサリーを探してるんです。
MD−4(モータードライブ)とDW−3(ウエストレベルファインダー)。」
あるのか〜〜? 「MD−4」と「DW−3」
「それは・・・かなりマニアックなものを探してますね、
在庫は絶対にないです (キッパリ!)。
あるとしたらニコンですけど電話で尋ねてみましょうか?」

そんなこったろうと思ってたよ。
「関空・デンパ線」の廃線以来、オレって物事がすんなり行ったためしが無い。
でも一縷の望みを込めてニコンに電話してもらおう。
「よろしくおねがいします。」

カウンターの中から電話をしてるよ、店員さん。
「え〜とですね、在庫の確認をお願いしたいんですけど〜。
MD−4とDW−3です。
はい、F−3のアクセサリーです。」
何言ってるかまる聞こえ。
コッチとしては「不良在庫がうなるほどあります」みたいな答えを期待したいところ だが・・・
「はい、はい、そうですか。」
あ〜会話内容はどうなってるんだろう?

あ、店員さんがコッチ向いた。
あ、手でオッケーのサインだ。
オーッ!あるのか「MD−4」「DW−3」。
最近なかったよ、物事がすんなり行くこと。
今年はツキが上向きか?

あ、店員さん電話切った。
「阿部さん、MD−4もDW−3もまだ作ってますよ。」
「あそうですか、良かったです。」
良かったよな本当に、さっそく今日は注文を出して帰んなきゃな。
「でもお届けにチョット時間がかかるそうです、
なにぶん古い型の商品なので。」
そりゃそうかもしんない、ちょっとなら仕方ないよ。
「え〜〜〜っと、だいたい1年から2年待ちだそうです。」

チョットじゃねえよ!1年から2年は!

あ〜〜〜オレはいつだってそう!
手に入れたと思ったらスルリと手から獲物はすり抜 ける。
今年1年もツイてねえのか、オレは。
「すみません、お力になれなくて。
でもニコンにないってことは、日本中ほとんどどこにもないと思います。」
そりゃそうだろう、作ってる本人が1年以上ないって言ってんだからないよ。
「もうYAHOOのオークションか何かで探すしかないですね。」
ん?YAHOOオークション?
その手か・・・・・                       (以下次号)

(もと店長 ケンゾウ)

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