SUZUKI ショーグン

バリに来たらメチャクチャたくさんのバイクが走っている。それも日本で言えばホンダ・スーパーカブみたいなのが。
それもその筈、バリでは普通に売られているバイクの最大排気量は125ccまでで(ちょっと自信無し)、「車は高嶺の花」の大多数のお父さん方は、この小排気量のバイクに乗っているからです。
でもどうせ乗るならカブ丸出しじゃなくってカッコイイやつにしたいもの。
そんなバリッ子達の注目のバイクがスズキ・ショーグンです。
ちなみにバリのバイクの人気はやはり一位がホンダ。理由はスピードが出て壊れないから。
2位が2ストで頑張るヤマハ。超ノイジーなエグゾストノストが若者に人気です。
3位がスズキ、安さで人気です。
ほかにもインドネシアのブランドとか中国のとかありますが、いずれも壊れるから人気薄。(中国のバイク「ベイジン」のテレビCFは笑える。中国の若者が中国拳法の型をやっているところに、いきなり忍者が乱入。若者が忍者を蹴り飛ばして忍者ダウン。若者はバイクに変身、バイクはもちろん「ベイジン」。日本車をふっとばす実力の「ベイジン」ってことね。)

ショーグンを詳しく見てみよう。

全体的にはいかにも空気を切り裂きそうな尖ったデザイン、ライトやウインカーも尖っててカッコイイぞ。
エンジンは4スト110cc
フロントサスはテレスコであまり太くは無い。
ブレーキは最新のディスクブレーキ、キャリパーは片押し2ポット。このあたりもヤングのハート(死語)をがっちり掴みそう。
シートはタンデム可能なスポーティーなタイプ。彼女とのタンデムランも楽々だ。
驚いたのがスピードメーター。 最高速度は何と豪快な160キロ!って殺す気かスズキ!! あのサスで、このバリの道路事情で、ああおそろしやの160キロ。

では運転してみましょう。

ノーマルマフラーの音は凄く静か。このへんは若者的にはイマイチでしょうか。
走ってみると車体が軽い。110ccの小型車だから当然だがエンジンの回転の上昇に合わせてススス〜〜っと前に出ていく感じ。気がついたら100キロぐらいは簡単に出ているんじゃないでしょうか。
ただ足回りはちょっと恐ろしい。タイヤが細い事に加えて頼りないサス、フロントブレーキは問題無く効くが逆に握りごけが怖い。
ハンドルもフラフラと落ち着きが無い
日本では大型バイクに乗っていた私ですが、とてもじゃないけど80キロ以上は出せないです。
時々バイパスとかで120キロぐらいで爆走しているショーグンを目にするけど尊敬します。

総括すると、プライスを押さえてバリの若者のニーズに応えたバイクって所でしょうか。

もしレンタバイクで乗る場合はスピードの出し過ぎにご用心。