TOYOTA キジャン(旧型)

バリに来て一番目に付く車ではないでしょうか。
「TOYOTAブランド」「値段との兼合い」「走破性」「イバリ度」どれを取って も文句ナシの人気車種。 バリの若者に「どんな車が欲しい?」と聞いて一番多い答えはキジャンでしょう。

一見クロカン風の外観ですが実はラダーフレームにリアはリーフリジットのトラック ベース。
何の飾りっ気も無い外観はヘビーデューティーな味わいバッチリ、スクエアなスタイルで室内も広々、若者憧れの的もうなずける。
内装はハッキリ言ってトラックです。ソフトパットに見える部分もカチカチのプラスチック、高級感からは程遠い感じだがリペアの事を考えるとこの方が良いのかも。
エンジンは直四SOHC1.6リットルのガソリン(石油安いですからね)、煩雑なエンジンルームは前時代的な物を感じさるがエンジン自体は小さいのでスカスカ、整備性は見るからに良さそう。

では運転してみましょう。

トルクはありますね。あまり上まで回す気になれないですが日常の使用には充分でしょう。
ですがこの音はなんとかならんものでしょうか
ロードノイズと言うか何と言うか、外の音がマル聞こえです。 扉の薄さは気になりましたが遮音性なんか全く気にしていないのでしょう。 ぶつかった時は簡単にペシャっ潰れてしまいそうなところは日本人的には気になりますが、バリ人的には「問題ないね〜」なのでしょう。
それと、ハンドルがやけに取られますね。異常に径の小さいタイヤの悪い部分が出てます。
それにしても、なんでキジャンのタイヤの径はあんなに小さいのでしょう? 日本で言えばエスクードにペタペタのタイヤを履いているローライダーの皆さんみたいな感じです。
ただ、このハンドリングの自然な感じは良いですね。クロカン四駆みたいなゆらゆらした感じは無いです。
ヒップポイントが高いので見晴らしも良く、運転は楽です。
シートは小振りですが、疲れにくいまさに実用的

総括するとバリで使うには最高の実用車と言ったところでしょうか。

大雨になるとすぐに冠水するバリでは、やはりクロカンタイプが安心。
TOYOTAなので壊れにくい上に、壊れてもアフターサービス万全(「韓国の車は安いけれど壊れた時にパーツが無い。日本の車はパーツがすぐに揃う。」とはバリ人の友人の弁です)、デザインも良しとなれば、今の人気もうなずけます。

バリでレンタカーを借りる時には、安心のブランド、キジャンはいかがでしょう?